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鶴泰治

株式会社FXトレード・フィナンシャル 代表取締役社長 鶴泰治氏(第4回)

2012年05月16日(水)

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(第3回はこちらから)

■FXの未来は広がっている

FX関連商品のラインナップはほぼ網羅できましたので、後はこういった商品を使って、どう資産運用をしていくか、余剰資金をどう活かすかなどを、お客様にアドバイスして差し上げることが重要になってきます。

FXは、余剰資金ですべきものです。私どもは、お客様の背後にある余剰資金の金額というのはわかりません。1億円の人もあれば100万円の人もいます。でも、すべての方に必要になるのが、分散投資だと思います。分散しているから、リスクはミニマイズできて、収益率は効率化できます。ですので、FXはあくまでも分散投資の一環でやっていただくことを説いていきたいと考えています。つまり、儲かりそうだからやろうではなくて、自分の資産をどういうふうに増やしていきたいのかということを、考えていくべきではないでしょうか。

ただ、啓蒙活動をしていても、日本の場合は、浸透するのにとても時間がかかると思っています。なぜならば、欧米と違って、FXのような売りから参入できる金融商品は、株の信用売りは別として、日本にはかつて存在しなかったからです。円高局面でも、いかに資産を増やしていけるかというところがポイントですが、日本人のほとんどは買いからしか入れない人が多く、下げトレンドなのに買ってしまい、結局ロスカットになってしまう。少なくとも、最初はほとんどの人がこういう形で損失を出してしまうのです。

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しかし、FXに限らず証拠金取引の未来は明るいと思っています。なぜなら、従来の個人投資家保護の時代から現在の自己にリスクが帰結するという自己責任の時代になるまで日本もかなりの時間が経ちました。銀行に預けたとしても1千万円までしか保護されないことは周知の事実として、長引く低金利の環境下、個人の資産運用については自己リスクでやらなければいけなくなったことが個人投資家に大きく浸透しています。今後は欧米の金融市場を後追いするように、益々経済の好調・不調関係なく、レバレッジをかけて少額でやれて、売りからも参入できる金融商品に個人は、目を向けざるを得なくなってくるでしょう。かつ、インターネットによる取引は増加傾向ですから、証拠金取引という金融商品は拡大路線だと思います。

日本証券業協会が発表している、証券のオンライン口座は、堅調に伸びを示して、現在は、1,700〜1,800万口座程度になっています。FXは、350万口座程度。CFDにいたっては10万口座もないのです。株をオンラインでやっている人たちが、FXをやるとすれば、6倍ぐらいの潜在パイがあることになります。1500兆円弱と言われる個人金融資産にうち、時代の変遷とともに、タンス預金がどんどん枯渇し、今後オンライン口座自体は益々増加していくと予想できます。

CFDがあまり伸びを示していない理由のひとつに、欧米の当局が金融庁に一本化されているのに比べて、日本の場合は、証券関連商品は金融庁の管轄であり、コモディティ関連は経済産業省と農林水産省とわかれているということがあげられると思います。一本化されていないので、将来的に、レバレッジなどの商品ルールが変わる可能性があるのです。

FXは店頭取引であろうが取引所取引であろうがレバレッジは一緒ですし、税制も一本化されました。ところが、CFDのレバレッジは、取引所と比べて店頭のほうが不利になっているのです。いずれ当局が一本化されて商品整備が進展すれば、欧米のように伸びていく可能性は高いでしょう。

■海外に飛び出して会社設立も

当社を立ち上げたときに、もうひとつ掲げていたのは、海外業務展開することでした。そもそも外貨という外国為替商品を扱っているわけですから、グローバルに展開したほうが当社にとって、リスク分散や収益分散になるのです。日本の居住者だけを相手にするとしたら、私どもがいくら38通貨ペアやれますよと言っても、日本人にとってなじみの薄いマイナー通貨などをトレードする人は少なくて、ドル円や一部のクロス円通貨に取扱高や収益が依存することになってしまいます。ところが、顧客が違う国の人たち、例えばオセアニアだとすると、基軸通貨はオーストラリアドルやニュージーランドドルの取引が主体となるので、先に述べたような分散が可能になるのです。いずれ遠くない将来、この夢を実現できる日がやってくるでしょう。

取引プラットフォームなどは、私たち3人の海外での経験やコネクションで、欧米のマーケットで、一番良いものを日本に持ってくることにしました。IT後進国と言われる日本のシステム会社に発注したり、自社開発などは想定していません。欧米ではFXや CFDの会社が当初、日本と同じように100社以上存在していましたが淘汰されて、個人投資家から信頼されている定評あるFX会社、そしてそれらの会社が使用しているプラットフォームだけが生残っていますので、こういったプラットファームを日本仕様に切り替えて日本市場に持ってきたほうがいいという考え方です。当社は4商品ともすべて海外アウトソーシングしています。

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私に限らず当社従業員は時差の関係で、夜も現地関係会社(アウトソーシング先)とテレフォン会議を活発にしたりして、激務の毎日ですが、私の場合は幸いにも、ここ15年ぐらいやっている極真空手のおかげで、心身ともに良好な健康を維持しています。

「空手バカ一代」の劇画としても著名で主人公の大山倍達総裁が創始した極真空手は、ニューヨークに赴任していた35歳のときに体力の衰えなどを感じて、何かイチからやれるものをと思って当時先に入門していた5歳の息子の後を追いかけるように始めました(ニューヨーク:ホワイトプレーンズ道場)。特に、帰国後日本で入門させていただいた極真空手四谷道場の杉村師範に出会ってからは人生観、物事の考え方・接し方が大きく変わりました。ロンドン赴任時に入門していた極真空手ロンドン:フィンチリー道場の遠山師範しかりです。実は、激しい稽古で身体を鍛錬するだけが極真空手の目的ではなく、稽古の前後、時には稽古中も含めて師範の訓戒や講話を聞きたいために稽古に通っているといっても過言ではありません。私にとって極真空手は精神修行であり、心身の錬磨が究極の目的です。

極真空手の教えは、『頭は低く、目は高く、口を慎んで、心を広く、孝を原点として、他を益する』(人と接するときは常に低姿勢、一方目標は高く、人の中傷はしない、すべてを寛大な心で受け入れる、親孝行する気持ちで先輩・後輩、上司、同僚を敬い感謝し、人種や国境や宗教や思想という差別を超越して、極真空手を通じて、世界平和のために貢献する)です。この精神を実行するのは、容易なことではありませんが、常に心がけるようにしています。

また、FX会社の経営を行ううえでも、この精神が大きな支えてなってくれています。私自身、極真会館からは、黒帯の段位はいただいていても、まだまだ社会人として、そして経営者としては白帯ですので、ますます精進を重ねていかなくてはならないと思っています。

(全編終了)

*2012年2月29日の取材に基づいて記事を構成
 (取材/文:香澄ケイト)

(第1回)独立自尊の精神は今でも
(第2回)映画『トップガン』でディーラーの道へ
(第3回)為替ディーラーの経験を社会に還元
(第4回)分散投資としてのFXを広めたい

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